トライの講師はこうして決まる。

 家庭教師トライでは、筆記試験、性格判断の大きく二つを専攻基準の際にテストします。私は英語担当ですが、筆記試験の方はセンターレベルも問題を50~60分で解いて合格ラインは正答率90%以上だったと記憶しています。性格判断は別の業者によるテストを受けました。新入社員のテストでよくあるSPI(Synthetic Personality Inventory)のようなものでした。私は幸運にも専門試験が全問正解でしたので「プロ」認定を頂戴しました。

 

トライの講師採用の手順を簡単に示します。トライの講師になろうというものは、トライとコンタクト(電話かネット)をとってテストと面接に日程を決めます。因みに、最初にテストで不合格になる方は、全体の受験生の70%程度だそうです。試験結果については、後日知らされます。「プロ」の区分は、3つあります。「スタンダード」「アドバンス」「トップ」で、これは最初の試験の結果とその後の指導実績を加味して決定されます。

 

トライのプロ講師のレベル

 トライのプロで登録されるとその条件に沿った案件を任されます。私は「大学受験英語」でした。家庭教師と塾は、混同されがちですが、その違いは講師が授業の予習できるかという点です。一般の家庭教師では甘く評価してもらえることも「プロ」区分の家庭教師は許されません。料金体験が全く違うのです。

 

まず、生徒が持っている参考書はすべて即答できるのは当然のことで、それをいかにわかりやすく生徒に伝えられるかというところで、講師力の差がでます。大学受験ですから、赤本(大学入学試験過去問集)も予習なしで解けるレベルということを求められます。

 

特に厳しいと思ったのは、「プロ」講師を選択する生徒は、すでに大手予備校等に在籍していてある程度下地が完成している生徒であるケースが多く、通り一辺倒の説明では満足してもらえないとか、あるいは、非常にこだわりが強く、一般の集団授業に不満を持っている生徒であることが多いです。

 

「こだわりがつよい」というのは、例えば「なぜ、過去分詞が存在するのか」というところに疑問を持ち、学校では流されてしまうようなところで当たり前の事実だと思わずに存在理由、背景的知識を理解しようとする生徒です。個人的に言えば、こういう生徒は潜在能力が高い生徒だと思います。普通の生徒が気にしないところであえて立ち止まり、考えるというのは観察眼が平均より高いことの証左でしょう。

 

しかし、残念ながら集団授業では逆の評価を受けてしまいがちです。そうした生徒の能力を見抜いてきちっと答えることが要求されています。

 

プロ中のプロのレベル(選りすぐりの家庭教師とは?)

 簡単にいえば、不可能と思われていることを実現することが要求されます。例えば、『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』という話が、日本中感動を呼んで映画化されたようですが、トライの「プロ中のプロ」に位置しているものからすれば、こうしたことは日常です。

 

別に驚くことではありません。東進ハイスクールの林先生もコメントなさているように慶応義塾大学のSFCは、入試科目が英語・論文の2教科です。東京大学受験生が高校入学時より1次試験5教科7科目、2次4科目5教科の準備を3年かけてすることに比べれば、1年間で英語・論文の準備をすることは、突拍子もないほど難しいとは思えません。

 

2年間あれば高校の3年間の英語は勿論、中学から英語をやっていない場合でも合格レベルに持ち上げることはそれほど難しいことではありません。これは、どこの世界でも同じでしょうが要するに「希少性」の問題です。数が少なければ価値は上がります。逆に、誰でもできることなら市場価値は生まれません。誰でもできないことをやってのけるというのがプロ中のプロということです。

 

全体をまとめるコーディネーターが生徒に一人付きます。

 1教科の場合は、担当の家庭教師が勉強の進捗状況をすべて把握できすからコーディネーターの存在意義は低くなります。しかし、複数の教科を受講した場合、家庭教師の数も複数になるケースが出てきます。そうすると時間調整は、勿論のこと宿題が重なってパンクしてしまうという状況が生まれかねません。

 

家庭教師は自分以外の教師の状況全てを把握しているわけではありませんから、そうした事態も起こりえるわけです。でも、それでは、折角家庭教師を付けた意味が半減してしまいます。そこで、全体を把握するコーディネーターがたとえ1教科受講の場合でも、必ず生徒に一人付きます。そのことにより仮に現在担当している家庭教師にちょっとした不満があってもすぐに相談できるようにしているわけです。

 

契約当初から基本的には担任は変わりません。交代の場合は、引き継ぎをきちっと行います。契約成立当初から全てを把握するものが必ず付きますから、なにかあった時の対応が迅速にできます。また、担任がいないとするとよっぽどのことがなければ相談しないでしょうし、また相談しづらいでしょう。

 

今までの経過を一から全部説明しなければいけないというのは、面倒なことです。トライの担任制度によりそのような煩わしい砂上が払しょくされます。さらにトライの担任は、東大をはじめとした一流大学出身者で固めています。教員免許を所持しているものも複数います。